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2016年4月23日土曜日

川本良平 楽天「Mrルーズベルト」前回お立ち台も8-7

<西武7-8楽天>◇22日◇西武プリンスドーム

 苦労人の「ミスター・ルーズベルトゲーム」が、楽天に8-7の逆転勝利を呼び込んだ。2度の同点を演出した川本良平捕手(34)は、移籍後初のヒーローインタビューを終えて喜びをかみしめた。「僕は1度死んだ身。何とかチームに貢献したいと思っていましたが、まさかこんなに早くヒーローになれるとは」。昨年10月に、戦力外のロッテからテスト入団。前回のお立ち台は古巣時代の14年8月。現所属の楽天相手に同スコア8-7のサヨナラ打を放っていた。諦めない男が、再び乱戦で輝いた。

 必然の一打だった。1点を追う6回2死三塁、代打での今季初打席でいきなりの適時打。「試合前から、左がきたらいくぞと言われていた。準備はできていました」と武隈の外角チェンジアップを中前に落とした。そして9回。1点ビハインドの1死満塁から、増田の初球を強振した。強い三ゴロが相手の悪送球を呼んだ。「ヤバイと思ってゲッツーだけは逃れようと、全力で走ったらベンチが盛り上がっていた」。無我夢中の心が打球に乗り移った。

 梨田監督は不思議な力を感じていた。「6回のタイムリー。あれで流れが変わった。9回の打球も真芯で捉えていたからね」。チームは藤田に今江、岡島らけが人続出で一時は6連敗を喫したが、この1勝で勝率5割に復帰。殊勲の川本は「試合に出られる喜びをずっと持ってやりたいです」。チーム一丸の「団結力」で正念場を乗り切る。【松本岳志】
(日刊スポーツ)

 苦労人の活躍はいいね。

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