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2016年4月20日水曜日

近藤健介【日本ハム】近藤V弾!今季初3番でスミ1勝利演出

◆日本ハム1―0西武(19日・札幌ドーム)

 日本ハムの近藤健介捕手(22)が19日の西武戦(札幌D)で今季1号決勝ソロを放ち、「スミ1勝利」を演出した。今季初めて3番で起用されると、決勝弾を含め3安打1四球と全打席で出塁し、チームの勝利に貢献した。

 打った自分が一番驚いた。高々と舞い上がった打球は右中間席最前列に吸い込まれた。初回2死。近藤が西武先発・岸の143キロの直球を捉え、今季1号ソロを放った。「奇跡です。体が反応してくれた。あそこまで飛ぶとは思わなかった」。ここまで定位置だった5番ではなく、今季初の3番起用に一発で応えた。

 好投手との対戦で復調のきっかけをつかんだ。昨年はリーグ3位の打率3割2分6厘をマークしたが、試合前まで打率は2割7分。打撃フォームに意識を傾け過ぎた結果、打席の中で集中しきれていなかったという。ただこの日は「いい投手だったので、来たボールに対して集中できていた」。4回に左前打、6回には右前打を放ち、今季2度目の猛打賞。8回は四球を選び、4打席連続出塁とし、打率は3割3厘まで上昇した。

 5日の西武戦(西武プリ)では岸の前に1安打完封負けを喫したが、今回は初回の1点を守り抜いた。「1点勝負になると思っていたし、先に点を取れてよかった。これからも1球1球しっかりとスイングしていきたい」と背番号8。今季の目標に「首位打者」を掲げる若きバットマンが状態を上げてきた。(後藤 亮太)
(スポーツ報知)

 日本ハムらしい勝ち方だろう。

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