背番号11が再びマウンドに上がることはなかった。4点リードの7回2死一、三塁。日本ハムの大谷翔平投手(21)は試合中盤からできはじめていた中指と人さし指のマメの治療のためにベンチに下がった。続投は不可能で今季初勝利の権利を持ち降板。次回登板へは影響はなさそうだが「あそこで中継ぎにスイッチしたらなかなか難しい。何とか、あと一人いければよかったんですけど」と自らを責めた。
2番手の谷元が押し出しなどで1点差とされ、8回にはマーティンが同点被弾。大谷の白星が消えると9回、守護神・増井が内川にサヨナラ弾を浴びた。これで同一シーズンではプロ4年目で初めての5試合連続未勝利。MAX159キロの直球を軸に6回2/35安打3失点と試合を作ったが「勝ち星を取りたい思いはありますけど、取れるかはその時次第。もう少しのところでうまくいっていない」と悔しさをこらえ冷静に分析した。
栗山監督は「勝たせてあげられなくて申し訳ない」と、リーグ4位の防御率2・27をマークしながら白星が遠いエースを気遣った。勝てば5割復帰で3位浮上のチャンスだったが、やはりエースに勝ちがつかないとチームは乗っていけない。(岸 慎也)
(スポーツ報知)
継投失敗よりも、ソフトバンクの強さを見せつけられた試合だろう。
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