英ロンドンで開かれたセキュリティー関連イベントで明らかにした。コミー氏はIT(情報技術)企業の暗号化強化に対し「捜査コストの増大につながる」として強い懸念を示した。
米カリフォルニア州で起きたテロ事件の捜査でFBIは一部情報を容疑者のiPhoneから取り出せず、米アップルにロックを解除するソフトの開発を命じた。アップルは顧客のプライバシー保護やセキュリティー上の懸念を理由に拒否した。
同州の連邦地裁で両者の審問が開かれる直前に、FBIが外部企業の助けを借りてロック解除に成功した。FBIはこの時に使った技術や企業を公表していない。
FBIが捜査で押収したスマホのうち、ロック解除できないものは1割以上ある。IT企業の暗号化強化で比率は高まる傾向だ。FBIは裁判を通じ、アップルに引き続きロック解除への協力を強く求めていく構え。
(日本経済新聞)
ロック解除を強制すべき。
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