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2016年4月27日水曜日

大谷翔平 日本ハム栗山監督明かす スタメン落ち危機だった大谷をDH起用した理由は?

先発登板した24日のSB戦はマメの悪化で降板していた大谷
 日本ハムの栗山英樹監督が、26日の楽天戦(札幌ドーム)で大谷翔平投手をスタメン起用した理由を明かした。

 大谷は24日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)での投球中に右手中指のマメを悪化。さらに、左足首捻挫でDH出場が続いていた陽岱鋼が守備に就くことが微妙で、大谷はスタメン落ちの危機だった。

 それでも、この日は陽岱鋼を先発メンバーから外し、大谷を「7番・DH」で起用した栗山監督。試合後に意図を明かした。

「スンナリは決められなかった。かなりコーチとも相談した。何を重視したかというと、(陽)岱鋼が早く守るためにはどうしたらいいかを考えた。(大谷)翔平を使う、使わないは関係なく、全ては岱鋼のため。そうした方が(チームとしても)前に進めるというのが大きかった」
「本当にチームには岱鋼の守りは必要。そこが一番重要だった」
 陽岱鋼の左足首は万全ではない。24日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の2回1死で左翼線二塁打を放った際には、左足を引きずるようにして二塁ベースに到達。その後も出場を続けたが、走塁後に一時ベンチ裏へ治療に向かうほどだった。

 9日の楽天戦(コボスタ宮城)で左足首を捻挫した陽岱鋼は、21日の西武戦(札幌ドーム)からスタメン復帰。DHでの出場を続いていたが、本来は12年から3年連続で外野手部門のゴールデングラブ賞に輝いた守備の名手だ。「DH・大谷」は、陽岱鋼を守備に早期復帰させるための手段だったという。

「岱鋼を今日明日、代打にしてあげれば、(29日まで)4日間休める。岱鋼も一生懸命やってくれているが、(走塁中の)痛みを繰り返していると、いつまでたっても守れない。塩見から2本打っているし、使いたいのは山々だけど、本当にチームには岱鋼の守りは必要。そこが一番重要だった」

 大谷は2打数無安打。一方、陽岱鋼の出場はなかった。栗山監督から常々「チームの主役」と期待される陽岱鋼。完全復活が待たれるところだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count
 陽岱鋼の捻挫が深刻なのだろう。

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