北と矢貫は昨年、須永、矢野との2対2での交換トレードで加入したが、巨人が関わったトレードで、両軍合わせて6人の大型トレードは1度だけある。65年日本ハムの前身だった東映と3対3で行われ、巨人から、池沢義行、坂崎一彦、山崎雅之の外野手3人。東映からは、安藤元博、石原碩夫両投手と吉田勝豊外野手の3人で交換されたが、このトレードはあまり成功とは言えなかった。
日本ハムのビッグネームとのトレードといえば76年にV9時代に左のエースと言われた高橋一三と、長嶋茂雄の後継者と期待された富田勝の2人を出して、獲得した張本勲にはかなわない。
74年、V10を阻止された巨人は、75年に、引退したばかりの長嶋茂雄を監督に迎えたが、最下位に沈んだ。長嶋が抜けたことによる、王貞治の負担を軽減するためにも、強打者の補強が急務として、首位打者7度の安打製造機に白羽の矢を立て、獲得に成功。張本は36歳となっていたが、76、77年は2年連続で打率2位と期待に応え、チームも2連覇を果たすことになる。
一方の高橋一三は3年ぶりの2ケタ勝利。富田も移籍1年目から4年連続で規定打席以上と、双方で好結果が出たトレードでもあった。
最近での日本ハム出身選手では小笠原道大の活躍は外せない。FAで加入した07年から、3年連続で30発以上を放つ活躍で、ラミレスとともに3連覇の立役者になったのは、記憶に新しい。
さて、今年の巨人には、張本も小笠原もいないが、そろそろ、ニューヒーローが出てこないものか?(記録室・福山智紀)
(スポーツ報知)
日本ハムで活躍し、年俸が高くなると、巨人へ移籍だろう。
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