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2016年6月4日土曜日

モハメド・アリ氏危篤=ボクシング元世界王者

 ロイター通信は4日、入院中のプロボクシングの元ヘビー級世界王者、モハメド・アリ氏(74)が危篤に陥っていると報じた。

 家族に近い消息筋が明らかにした。

 同筋はアリ氏の妻ロニーさんと話した内容を公表。「(病状は)非常に深刻だ。(死ぬまで)数時間の問題だ」と語った。既に葬儀の準備まで始めているという。

 アリ氏は30年以上にわたりパーキンソン病を患っており、呼吸器系の病気で今週、米アリゾナ州フェニックスの病院に入院した。家族のスポークスマンはこれより前、アリ氏の容体は安定していると話していた。

 アリ氏はケンタッキー州ルイビル生まれ。本名はカシアス・マーセラス・クレイ・ジュニアで、1964年にイスラム教への改宗に合わせて改名した。ヘビー級王座を3度獲得し81年に現役引退した。通算成績は56勝5敗。

 黒人差別の残る米国社会への批判的言動を繰り返して物議を醸したほか、ベトナム戦争への徴兵を拒否し、タイトルを剥奪された。76年に来日した際にはアントニオ猪木氏(元プロレスラー、現参院議員)と対戦し話題となった。
(時事通信)

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