日本ハム3連勝 日本ハムの陽岱鋼外野手(29)が25日のオリックス戦(ほっと神戸)で3年ぶりとなる2打席連続本塁打を放つなど、今季最多1試合5打点と大暴れした。チームも交流戦明けの初戦で16安打10点と打線が爆発し、打撃戦を制して3連勝を飾った。
バットを折られながらも、打球を左翼席へと運んだ。初回1死二塁。3番・陽岱鋼がオリックス先発・松葉の直球を捉え、今季7号決勝2ランを放った。「まさか入るとは思わなかった。詰まったし、レフトフライかと思った。風のおかげですね」と笑みを浮かべた。
勢いは止まらない。1点リードの3回1死二、三塁。今度は松葉の変化球をすくい上げ、左中間席へ8号3ランを運んだ。「きれいに振り切れた」と自画自賛する一撃で、シーズンでは13年7月15日の西武戦(札幌D)以来、自身2度目の2打席連発。今季最多1試合5打点の活躍で、序盤でチームに大量得点を呼び込んだ。
打線を活性化させたのは、1番・岡だった。今季は3月のオープン戦で右足首を痛め、開幕1軍を逃した。その後もリハビリが長引き、20日のDeNA戦(横浜)でようやく1軍に復帰した。「上がった時に『結果を出す』と思っていた」と、復帰初戦でいきなり1番で起用され2安打を放つと、この日も自身初の1試合4安打と大暴れ。陽の2本のアーチは、いずれも岡の安打がきっかけとなって生まれたものだった。
交流戦後から誰を1番で起用するのか悩んできた栗山監督も「岡はずっと待っていた選手。岡がああいう状態だと(相手投手の)右左を考えなくていいし、形がはっきりしてくる」と、完全復活を喜んだ。
チームも16安打で10点を奪い、打撃戦を制して3連勝を飾った。首位・ソフトバンクと10・5ゲーム差だが、活発な打線がチームに勢いを与えていく。
(スポーツ報知)
打線爆発で勝利も、8点を取られることが問題だろう。
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