前回のカタルーニャGPで今季初表彰台を獲得。着実に勢いをつけてきていた中上。6番手からスタートすると序盤の混戦を尻目に順位を上げていき6周目で2番手に浮上。そして10周目にトップに立った。
その後も勢いは衰えることなく13周目には1分38秒055のファステストラップを記録。一時は3秒以上の差をつけた。終盤に2番手に上がってきたヨハン・ザルコ(Ajo Motorspoert)に迫られるが、中上も負けずにペースを上げていく。そして残り2周のところで雨が降り出しレース続行が危険な状態に。ここで赤旗中断となった。
規定周回も超えていたことから、そのままレース終了が告げられ、中上にとって悲願の初優勝となった。
パルクフェルメでマシンを降りると、飛び跳ねるように何回もガッツポーズしチームクルーの元へ駆け寄った中上。チームを率いる岡田忠之監督も満面の笑みをみせていた。
日本人ライダーが世界選手権を制するのは2010年の高橋裕紀以来、約6年ぶり。中上自身、Moto2にステップアップしてから77戦目にしてようやく掴んだ勝利だ。
これまで何度もチャンスがありながら結果が残らなかっただけに、嬉しい初優勝となった。
(レスポンス)
ダントツの1位で今後が楽しみだ。
生きて、偉大なライダーの伝説を作ってもらいたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿