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2016年6月28日火曜日

【MotoGP 第8戦オランダ】中上貴晶がMoto2クラスで待望の初優勝

 TTアッセン・サーキットで行われた2016年のMotoGP第8戦オランダGP。Moto2クラスに参戦する中上貴晶(IDEMITSU Honda Team ASIA)が、世界選手権キャリア通算111戦目にして待望の初優勝を飾った。

 前回のカタルーニャGPで今季初表彰台を獲得。着実に勢いをつけてきていた中上。6番手からスタートすると序盤の混戦を尻目に順位を上げていき6周目で2番手に浮上。そして10周目にトップに立った。

 その後も勢いは衰えることなく13周目には1分38秒055のファステストラップを記録。一時は3秒以上の差をつけた。終盤に2番手に上がってきたヨハン・ザルコ(Ajo Motorspoert)に迫られるが、中上も負けずにペースを上げていく。そして残り2周のところで雨が降り出しレース続行が危険な状態に。ここで赤旗中断となった。

 規定周回も超えていたことから、そのままレース終了が告げられ、中上にとって悲願の初優勝となった。

 パルクフェルメでマシンを降りると、飛び跳ねるように何回もガッツポーズしチームクルーの元へ駆け寄った中上。チームを率いる岡田忠之監督も満面の笑みをみせていた。

 日本人ライダーが世界選手権を制するのは2010年の高橋裕紀以来、約6年ぶり。中上自身、Moto2にステップアップしてから77戦目にしてようやく掴んだ勝利だ。

 これまで何度もチャンスがありながら結果が残らなかっただけに、嬉しい初優勝となった。
(レスポンス)

 ダントツの1位で今後が楽しみだ。
 生きて、偉大なライダーの伝説を作ってもらいたい。

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