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2016年6月27日月曜日

稀勢の里、4度目の綱取りへ「あと一歩、集中してやる」

 大相撲の大関・稀勢の里(29)=田子ノ浦=が27日、愛知・長久手市内の宿舎で会見に臨んだ。4度目の綱取りとなる名古屋場所(7月10日初日・愛知県体育館)に向け、28日から現地での稽古を開始予定。春場所、夏場所と連続で13勝を挙げながらも届かなかった悲願の初優勝へ「あと一歩だと思うんですけど、そこは稽古場の1番、2番を集中してやること」と気合を入れた。

 あずき色の着物で登場した稀勢の里は充実した表情で口を開いた。「順調に稽古もやっていますし、体も作ってきた」。16日~20日の香川・観音寺市での合宿後は帰京。阿武松部屋で2日間の出稽古を行い、満を持して25日に名古屋入りした。「この2週間、細かいところと、しっかり体を作る気持ちで場所までやっていきたい」。初日までの残り期間でさらに状態を高めていくことを宣言した。

 98年夏場所後の3代目・若乃花以来の日本人横綱誕生の期待は十分に自覚している。11日には地元の茨城・牛久市での激励会にも参加。「地元に帰って、合宿にも行って色んな人に声をかけてもらった。ここまで応援してくれる人に応えないといけない」と力強く語った。
(スポーツ報知)

 大器晩成を信じている。

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