午前4時46分。リオデジャネイロでの総会で野球競技が3大会ぶりに復帰することが決まり、日本野球機構(NPB)の関係者から大きな拍手が起こった。都内で会見した熊崎勝彦コミッショナーは「内心、ホッとしている。野球の素晴らしさを世界に示していく絶好の機会を得た」と表情を引き締め、監督についての考えも明かした。
「五輪の野球は格別の重圧があると思います。この重圧にしっかりと耐える、かつ選手の個々の力を出しきるような指揮ができる。そして統率がとれたかたちで臨んでいく。そういった観点から検討をなされるべきではないかと思う」
ただでさえ重圧のかかる代表監督。五輪となれば、野球ファンのみならず、国民全体の期待を背負う。熊崎コミッショナーは、プロ・アマ一体となって発足した日本野球協議会の「侍ジャパン強化委員会」で人選方法も含めて検討されるとの見通しを示し「日本の野球の底力を世界に示す。ベストチームで勝つための編成を行う」とした。
監督候補として球界で名前が挙がる筆頭が松井秀喜氏だ。複数の球団幹部が「松井さんの人柄、実績は申し分ない。候補に入ってくる」と話す。巨人、ヤンキースと常勝が義務づけられた日米の伝統球団で主力を張り、ヤ軍時代の09年ワールドシリーズでは、日本人大リーガー初のMVPも獲得。重圧の中で結果を残し続けた。監督経験こそないものの、12年オフの現役引退後は巨人、DeNAの春季キャンプで臨時コーチを務め、15年からはヤ軍のGM特別アドバイザーに就任。幅広い視点で日米の野球を見ている。国民栄誉賞も授与されるなど、国民の圧倒的人気もある。
五輪組織委理事会の助言機関「顧問会議」のメンバーにも名を連ねるソフトバンクの王貞治球団会長は福岡市内で会見に応じ「(4年後は)選手層も変わってくる。選手たちが受け入れられるのが大事な条件。同じ時代で一緒に野球をやっていないと」と監督像を語った。次代の野球界を背負う存在という点でも、カリスマ性を持つ松井氏は最適といえる。
その松井氏も14年末にテレビ番組で「正直、僕自身は解説はあまり魅力は感じない。それなら、グラウンドに立っている方がいい」と現場復帰への思いを吐露している。来年3月の第4回WBC後は、プレ五輪ともいえる19年の「第2回プレミア12」までトップチームの国際大会はない。いつから五輪監督にチームを任せるのかも含め、慎重に議論は進められる。
(スポニチアネックス)
監督の力量はあるのだろうか。
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