国内では6日、新たに4万5千人を超える新型コロナウイルス感染者が確認された。前週の同じ曜日からほぼ倍増し、全都道府県で増加した。4万人を上回るのは5月18日以来。オミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりが進み、専門家は「感染拡大の傾向が顕著」と警戒。BA・2より感染力が強いとされるBA・5がどの程度拡大するかは、「今後1~2週間の状況を注視しなければならない」としている。
東京は8341人、大阪は4621人、神奈川は3038人で、いずれも前週比で2倍以上となった。
新型コロナに対応する蔓延(まんえん)防止等重点措置が解除された3月下旬以降、新規感染者数は減少傾向が続いていたが、6月半ばから増加傾向がみられていた。
東京では、直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は7月6日時点で約4427人。6月29日時点の約2370人から約1・87倍となった。
昨年12月以降の流行「第6波」で広がったオミクロン株「BA・1」はその後、派生型のBA・2に置き換わった。都によると、現在は別の派生型BA・5の感染とみられる例が全体の25%超を占める。
東京医科大の濱田篤郎特任教授は「北米や欧州など、どの地域でもBA・5が感染の主流になっている。日本の感染者数の増加はBA・5の拡大の影響が大きい」と分析する。
感染拡大が続けば、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)も懸念される。東京の感染者の病床使用率は6月中旬から上昇に転じ、7月3日以降は20%を超えた。ピーク時に使用率が50%を上回った「第6波」に比べ、余裕はあるものの猛暑による熱中症患者の入院とも重なり真夏のコロナ拡大は注意が必要だ。
都内では30代以下が新規感染者の6割超を占める状態が続くが、3回目のワクチン接種率は今月5日時点で、30代が52・1%、20代が44・9%、12~19歳が31・9%と若年層になるほど進まない。小池百合子都知事は「3回目を打っていない方は(過去)2回分のワクチンの減退が課題になっている。ぜひ接種してもらいたい」と早期接種を呼び掛けた。
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第7波でしょう。感染者急増で重篤者の割合も増え、また医療機関がひっ迫でしょうか。
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