「自分にはびっくりするような球はない」と心得ている。だから変化球を低めに集め、打たせて取る。早打ちだった相手打者のタイミングを外し、わずか69球で6回まで投げた。
社会人出身の左腕。先発の適性も評価されていたが、キャンプから与えられた役割は救援。今月上旬に有原が腰を痛めて戦線離脱し、思わぬ形で先発機会が巡ってきた。
初先発した9日の楽天戦は、3四球を出すなど二回途中3失点。慎重になり過ぎ、持ち前の度胸の良さが出なかった。この日は「一人一人に全力投球を心掛けた」。ストライクを先行させ、無四球でテンポ良く投げた。
栗山監督は、代役をきっちり務めた加藤を「素晴らしかった。勇気を持って投げていた」と絶賛。投手、野手ともに故障者が続く厳しいチーム状況を、好機と捉えてアピールする若手が出てきた。
(時事通信)
チャンスで結果を出せるのが、プロなんだろう。
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