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2016年6月1日水曜日

小笠原慎之介 度胸十分の初陣=王者相手に5回1失点-プロ野球・中日

 救援の福谷が打たれ、中日のドラフト1位小笠原の初登板初勝利は消えた。それでも、大器の片りんを見せる度胸十分の92球だった。

 がちがちだった立ち上がり、先頭牧原を三振に仕留めて余裕ができたと言う。2死後柳田もチェンジアップで三振。「打たれたくないという気持ちが強かった。全力でいった」。流れをつかんだ。

 五回は3四球で無死満塁とされたが、今宮を内角速球で併殺に打ち取るなどして切り抜け、5回を1安打1失点。勝利投手の権利を得て降板した。

 小笠原は「粘れたというのはある。でも、四球が多いのが課題」と振り返った。7四球は褒められたものではないが、谷繁監督は「何年もやっている雰囲気を出しながら、日本一のチームに立ち向かってくれた」と、投げっぷりを評価した。

 昨夏の甲子園で45年ぶりに頂点に立った東海大相模の優勝投手。2軍戦では0勝2敗、防御率5点台と振るわなかったが、1軍でいきなり結果を出したのは並の新人ではない証し。表情にあどけなさが残る18歳の次の登板が楽しみになった。
(時事通信)

 やはり並の投手ではない。

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