あまりにずさんな「第三者」の事実認定
こうした知事の政治資金調査をめぐり、弁護士2人による報告内容を「ずさん」と指摘する声は少なくない。
数ある調査の中でも木更津のリゾートホテルについては、最重要項目だったはずだ。ところが、「第三者の目」の一人である元東京地検特捜部副部長の佐々木善三弁護士によると、出版社社長本人にはヒアリングできておらず、「舛添氏の説明内容を踏まえ」たうえで、「周囲の方」からのヒアリングで事実関係の裏付けを確認できた、という。「それを疑うことはできない」とまで言い切った。
知事の依頼を受けてから調査結果の発表まで約2週間。出版社社長との直接の面談はかなわずとも、電話などでのヒアリングすらできなかったのか。しぶとい捜査手法から、特捜部時代に「マムシの善三」とまで評された佐々木氏の「事実認定」は、あまりに知事に傾きすぎてはいないか。ヒアリングしたという「周囲の方」について具体的な説明はなく、証拠に関しても言及しなかった。
「関係者は関係者ですよ」――。調査報告発表の場で、「(調査のために)ヒアリングした関係者とは誰なのか」という記者からの問いに対し、佐々木弁護士はこう言い放った。
特捜部副部長の立場なら捜査上の問題から、そうした記者への冷淡ともとれる回答は日常的なものだったろう。だが、知事に依頼されて調査を担った弁護士の立場なら、知事に代わってもっと丁寧な詳らかな説明を尽くすべきだったのではなかったのか。
「『第三者の目』という弁護士は知事を守るための『盾』でしかない」。8日の都議会一般質問では、こうした批判が相次いだ。佐々木弁護士ら2人が在籍する法律事務所には調査結果の発表以来、連日のように抗議が殺到しているという。
(THE PAGE)
数ある調査の中でも木更津のリゾートホテルについては、最重要項目だったはずだ。ところが、「第三者の目」の一人である元東京地検特捜部副部長の佐々木善三弁護士によると、出版社社長本人にはヒアリングできておらず、「舛添氏の説明内容を踏まえ」たうえで、「周囲の方」からのヒアリングで事実関係の裏付けを確認できた、という。「それを疑うことはできない」とまで言い切った。
知事の依頼を受けてから調査結果の発表まで約2週間。出版社社長との直接の面談はかなわずとも、電話などでのヒアリングすらできなかったのか。しぶとい捜査手法から、特捜部時代に「マムシの善三」とまで評された佐々木氏の「事実認定」は、あまりに知事に傾きすぎてはいないか。ヒアリングしたという「周囲の方」について具体的な説明はなく、証拠に関しても言及しなかった。
「関係者は関係者ですよ」――。調査報告発表の場で、「(調査のために)ヒアリングした関係者とは誰なのか」という記者からの問いに対し、佐々木弁護士はこう言い放った。
特捜部副部長の立場なら捜査上の問題から、そうした記者への冷淡ともとれる回答は日常的なものだったろう。だが、知事に依頼されて調査を担った弁護士の立場なら、知事に代わってもっと丁寧な詳らかな説明を尽くすべきだったのではなかったのか。
「『第三者の目』という弁護士は知事を守るための『盾』でしかない」。8日の都議会一般質問では、こうした批判が相次いだ。佐々木弁護士ら2人が在籍する法律事務所には調査結果の発表以来、連日のように抗議が殺到しているという。
(THE PAGE)
昔はマムシの善三も、今ではずさんな事実認定で大炎上か。
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