ページビューの合計

2016年6月7日火曜日

<米大統領選>有権者、好き嫌いは二分…クリントン氏

【ロサンゼルス長野宏美】「彼女ほど賢く、経験豊富な人はいない」「うそつきで信頼できない」。女性初の大統領に一歩近づいたヒラリー・クリントン前国務長官(68)は、米国では好き嫌いがはっきり分かれる。

 弁護士でもある「働くファーストレディー」で、大統領の妻でありながら上院議員に当選。数々の「初」を実現してきた。言動が「高慢だ」と批判を浴びるが、「開拓者だ」とも称賛される。

 2008年の大統領選では、民主党の指名争いで初の黒人大統領を目指すオバマ氏に惜敗した。クリントン氏は撤退演説でこう語った。「一番高く、最も硬いガラスの天井は打ち砕けなかったが、1800万のひびを入れた」。女性の昇進を阻む障壁に、自分が得た1800万票の支持で風穴を開けた自負を示した。

 今、その穴を広げた。1年前に大統領選再挑戦を表明した。「米国は富裕層に有利な状況になっている」と語り、「米国人は擁護者を必要としている。私は擁護者になりたい」と訴えた。

 1947年、シカゴで衣料品店を営む父と専業主婦の母の間に生まれた。黒人の権利拡大を目指す公民権運動が盛り上がる中、少女時代を過ごす。学業優秀だった娘に父は「もっとやれる」と向上心をかきたてた。

 名門女子大ウェルズリー大を卒業する時、総代として演説をした。学長に交渉して実現した。「私たちは、不可能に見えることを可能に変えなければ」。演説は2000人が総立ちになり、雑誌にも取り上げられた。
(毎日新聞)

 男性優位・白人優位の米国で、女性初の大統領は大変だろう。
 クリントン氏が嫌いでも、トランプ氏はないでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿