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2016年6月10日金曜日

舛添要一「公務と政務の定義は明確には決まっていない」定例会見での一問一答

 政治資金の公私混同問題で窮地に立つ東京都の舛添要一都知事(67)は10日、都庁で定例会見を行い、7、8日に行われる都議会での追及や、公用車でNHK交響楽団の「第九」のコンサートに足を運んだ疑惑などについて言及した。以下、主なやりとり。

 ―都議会での代表・一般質問、どう受け止めているか。

 「厳しい質問をいただいた。しっかり対応して参りたい。13日の集中審議も真摯にお答えしたい」

 ―同じような答えばかりだった。

 「しっかり反省すべきは反省し、お答えしたつもりだ。集中審議では一問一答になる。どういう質問でるかも分からない。きちんと私の言葉でお答えしたい」

 ―知事は給与の減額を提案したが。

 「都議会の方々に示した。内容は検討中だ。追って減額幅を決めたいと思う。都議会で大変厳しいご指摘を受けた。(自民党都議は)実を切る覚悟を、とおっしゃられた。いろんなけじめをつけたい。湯河原の別荘のことなど。(その中で)給料のカットを申し出た」

 ―知事の資質についての質問に終始し、政策についての話がなかった。

 「大変、慚愧の念に堪えない。政策をきちんと話さなくてはいけないのに私のことでできなかった。大変申し訳ない。厳しい指摘は当然だと思う。職員に全力でやっていただき、頭が下がる思い。恥ずかしい思いをさせ、心から反省している」

 ―千葉県の温泉ホテルで会議に参加したとされる出版社の社長は、本人が名前を公表しないで欲しいと言っているのか。

 「長い付き合いですから相談している。お名前などはご容赦願いたい」

 ―都民からは架空と思われている人もいる。

 「厳しい第三者の調査で報告し、問いただされました。弁護士の先生も厳しくヒアリングなさった。今のところご容赦願いたい」

 ―弁護士には本名を伝えたのか。

 「もちろん伝えました」

 ―集中審議では自らの言葉で伝えたいとのことだが。

 「ご質問されたことにはお答えしたい。ラストチャンスというお言葉もいただいた。包み隠さず申し上げたい」

 ―美術品の所在地リストはどれぐらいでできるのか。

 「今精査している。応接室などに飾ってある。少しお時間いただければ精査できると思う。着手はしているが時間はかかる」

 ―集中審議は11時間半ある。それで収まらなければ3回目をやるのか。ここで都民、都議会を説得できないと大きな問題になるが、進退を考えるのか。

 「しっかりお答えするのが大前提。まずそれをやっていきたい」

 ―都民の批判が収まらない背景。疑問にお答えしていないからではないか。都民がどういうことを求めているのか。

 「いろんな声を耳にしています。一つひとつ胸に刻んで、至らぬところを反省している」

 ―清瀬市、小金井市から辞職を求める意見書が出た。

 「厳粛に受け止めています。極めて重たく受け止めています」

 ―石原氏、猪瀬氏はセダンタイプの車だったが、ワゴン車になった。理由は?

 「厚労相時代からだが、ワゴンなら4、5人乗れて車で会議ができます。物が運びやすい。股関節を痛めているので楽だ」

 ―信頼回復のために働くと繰り返しているが、具体的にどんな仕事を。

 「社会保障、五輪パラリンピックなどしっかり進めていきたい」

 ―知事の健康状態を不安視する声もある。湯河原別荘売却後はどこで足を伸ばすのか。

 「そういうプライベートの話は会見の場でふさわしくない。差し控えさせていただく」

 ―知事の本音が聞きたい。辞任要求強まっている中で、まだ都民のために働きたいと言っている。なぜ働き続けるのか。

 「都民に選ばれ、公約も掲げた。2年半、高齢者の問題も責任もってやってきた。舛添さんが知事で良かったと思われるように、もう一度チャンスを頂きたい。いろんな点を反省しないといけない。見ている方から、生意気、傲慢という指摘は受けている。厳しく戒めて変えていこうという決意はしている。私の受け答えはどうしても傲慢になってしまうものですから」

 ―集中審議で、購入したものの現物を持ってくるように求められたらどうするか。

 「要求が出てから考えたい」

 ―「身を切る」とは言っているが、そういう感じが全くしない。

 「ご批判は受け止めたい」

 ―この恥ずかしい状態でリオ五輪に行くつもりなのか。

 「今は都議会で質問にしっかりお答えする。リオのことまで考えていない」

 ―祝日である昨年の12月23日に、NHK交響楽団の「第九」のコンサートに公用車を使用して出かけている。知事の日程表では、「政務」と記載されている。これは私的な用件ではないか。

 「公式な団体からお招きいただいた。家族と同伴だったが、公務と認識している。いや、都知事として言った。公務と政務の定義は明確には決まっていない」

 ―書道の際に中国服を着用すると筆がスムーズになる」として中国・上海で買ったシルクの中国服(14万円)を政治資金で購入している。袖が邪魔ならば、袖がない服を着れば良いのではないか。

 「いや、気温が低いことありますから」

 ―なぜ辞めてないのか。

 「私は都民のために仕事をしなければ死んでも死にきれない」

 ―どうやったら舛添都知事は辞めてくれるのか。

 「まだ都議会でしっかり議論をしているところ。13日には集中審議がある」
(スポーツ報知)

 全ての回答が、適当なその場限りの子供じみた嘘の言い訳にしか聞こえない。
 辞任して、世の中から消えるしかないだろう。
 後出しじゃんけんで、乗り切れると思っていることが、大きな間違い。

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