七回裏に4点を返して1点差に迫り、迎えた九回2死の土壇場。田中賢はロッテ抑えの西野にフルカウントと追い込まれても、「真っすぐ一本を狙っていた」と言う。普段はミートを心掛けるベテランが、珍しく強振。ど真ん中の狙い球を捉えた「会心の当たり」の打球は右翼席へ。起死回生の同点弾となった。
マーティン、白村らが無失点でしのぎ、最後の攻撃となる延長十二回。先頭のレアードが今季2度目のサヨナラアーチを架けた。3ボール1ストライクから、木村がストライクを取りに来た直球を逃さず左翼席へ運び、「最後まで諦めないことが大事」と、チーム全員の気持ちを代弁した。
6月19日から続く連勝は14に伸び、リーグ優勝した2007年にマークした球団記録に並んだ。当時の連勝も知る田中賢は、「今は勢いがある。まだまだ止めちゃいけない」。5時間10分の熱戦の末、チーム史に残る大きな勝利をつかんだ。
(時事通信)
5点差からひっくり返すのは勢いがある。
田中の同点本塁打で流れが変わった。
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