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2016年7月11日月曜日

日本ハム、諦めず劇的逆転=球団タイ記録の14連勝-プロ野球

 日本ハムは大谷が粘れず、七回表を終えて0-5の劣勢だったが、連勝街道を走るチームに諦めムードはなかった。延長戦に持ち込み、最後は十二回に劇的な一発でサヨナラ勝ち。栗山監督は「本当に感動した」。短い言葉に実感を込めた。

 七回裏に4点を返して1点差に迫り、迎えた九回2死の土壇場。田中賢はロッテ抑えの西野にフルカウントと追い込まれても、「真っすぐ一本を狙っていた」と言う。普段はミートを心掛けるベテランが、珍しく強振。ど真ん中の狙い球を捉えた「会心の当たり」の打球は右翼席へ。起死回生の同点弾となった。

 マーティン、白村らが無失点でしのぎ、最後の攻撃となる延長十二回。先頭のレアードが今季2度目のサヨナラアーチを架けた。3ボール1ストライクから、木村がストライクを取りに来た直球を逃さず左翼席へ運び、「最後まで諦めないことが大事」と、チーム全員の気持ちを代弁した。

 6月19日から続く連勝は14に伸び、リーグ優勝した2007年にマークした球団記録に並んだ。当時の連勝も知る田中賢は、「今は勢いがある。まだまだ止めちゃいけない」。5時間10分の熱戦の末、チーム史に残る大きな勝利をつかんだ。
(時事通信)

 5点差からひっくり返すのは勢いがある。
 田中の同点本塁打で流れが変わった。
 

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