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2016年7月21日木曜日

井岡一翔 2戦連続KO防衛!日本人初の「トリプルスリー」達成

◆プロボクシング ダブル世界戦 ▽WBA世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇井岡一翔(KO11回1分11秒)キービン・ララ●(20日・ディオンアリーナ大阪)

 王者・井岡一翔(27)=井岡=が、18連勝中の同級6位キービン・ララ(21)=ニカラグア=を11回1分11秒、KOで下し、3度目の防衛に成功した。2戦連続KOでV3を決めた井岡の戦績は20勝(12KO)1敗。ララは18勝(6KO)2敗1分け。

 井岡は10回に連打のコンビネーションから右ストレートで初ダウンを奪い、11回にラッシュをかけた。序盤は手数の多い相手に、ボディーなどのピンポイントの単発攻撃でジワジワと攻め、中盤以降は完全に試合をコントロール。攻守で試合巧者ぶりを見せつけ、終わらせた試合時間で1が5つ並ぶ直列でゾロ目のKO勝利となった。

 井岡はWBC世界ミニマム級、WBA世界ライトフライ級に続いて、WBA世界フライ級でも3度目の防衛に成功。日本人初となる3階級それぞれでのV3「トリプルスリー」を達成した。

 世界戦は通算12勝目となり、WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)らを抜き、元世界2階級王者の長谷川穂積(真正)らと並んだ。1位は元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏の14勝で、井岡は歴代トップに迫った。

 井岡一翔「ララは前半から積極的にきて思った以上のオーバーペースとなった。(歴代2位の世界戦12勝目に)まだまだこんなものでは終わらない。ここは通過点。さらに上に向かいたい。できたら統一戦に向かいたいので期待して下さい! このリングで勝ち続け、金字塔を打ち立てて、唯一無二のボクサーになりたい」
(スポーツ報知)

 日本の偉大なボクサーになりつつある。
 それでも、同じ階級で14勝の具志堅氏は別格だろうか。

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