王者・井岡一翔(27)=井岡=が、18連勝中の同級6位キービン・ララ(21)=ニカラグア=を11回1分11秒、KOで下し、3度目の防衛に成功した。2戦連続KOでV3を決めた井岡の戦績は20勝(12KO)1敗。ララは18勝(6KO)2敗1分け。
井岡は10回に連打のコンビネーションから右ストレートで初ダウンを奪い、11回にラッシュをかけた。序盤は手数の多い相手に、ボディーなどのピンポイントの単発攻撃でジワジワと攻め、中盤以降は完全に試合をコントロール。攻守で試合巧者ぶりを見せつけ、終わらせた試合時間で1が5つ並ぶ直列でゾロ目のKO勝利となった。
井岡はWBC世界ミニマム級、WBA世界ライトフライ級に続いて、WBA世界フライ級でも3度目の防衛に成功。日本人初となる3階級それぞれでのV3「トリプルスリー」を達成した。
世界戦は通算12勝目となり、WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)らを抜き、元世界2階級王者の長谷川穂積(真正)らと並んだ。1位は元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏の14勝で、井岡は歴代トップに迫った。
井岡一翔「ララは前半から積極的にきて思った以上のオーバーペースとなった。(歴代2位の世界戦12勝目に)まだまだこんなものでは終わらない。ここは通過点。さらに上に向かいたい。できたら統一戦に向かいたいので期待して下さい! このリングで勝ち続け、金字塔を打ち立てて、唯一無二のボクサーになりたい」
(スポーツ報知)
日本の偉大なボクサーになりつつある。
それでも、同じ階級で14勝の具志堅氏は別格だろうか。
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