全体練習の最後に、大谷はスタッフ相手にキャッチボール。笑みを浮かべたが、24日のオリックス戦(札幌ドーム)の先発登板を回避する可能性が高まった。
10日のロッテ戦で右手中指のまめをつぶして緊急降板。18日にキャッチボールを再開したばかりだった。
大谷は「行くしかない」と登板への意欲をのぞかせた。しかし、栗山監督は「状況を見ていく。彼の意見は関係ない」と慎重な姿勢。23日に故障後初めてブルペン入りした後、最終判断を下す。
現状は厳しい。今後は週末に首位・ソフトバンクとの直接対決が組まれていることもあり、日曜日に登板を固定。24日の先発を回避すれば、その次は31日のソフトバンク戦(札幌ドーム)と登板間隔が空く。そのため24日は中継ぎで調整登板するプランもある。
一方、「打者・大谷」は好調だ。中指のまめは打撃に支障がなく、球宴では16日の第2戦で本塁打を放ち、MVPを獲得。前日20日の楽天戦(帯広)ではシーズン自己最多となる11号3ランを放った。
この日もフリー打撃を敢行。22日のオリックス戦(札幌ドーム)の野手出場について、指揮官は「あす(22日)確認する」と前向きだった。首位・ソフトバンクとの差は4・5。投げられなくても、「打者・大谷」がいるのは強みだ。
(サンケイスポーツ)
無理しなくても、打者・大谷でいいだろう。
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