チームメートに「キング」の愛称で親しまれる有原が“投手2冠”だ。女房役の市川と並んだ試合後のお立ち台。チームを13連勝に導いた立役者は、深々と頭を下げた。
「市川さんのサイン通りに投げられれば、抑えられると思った。すべて市川さんのおかげです。いつも、ありがとうございます」
唯一のピンチは八回二死一、二塁。「真っすぐが走っていた」と清田を150キロの直球で右飛に打ち取ると、ほえた。完封ペースかと思われたが「本人がへばったとぬかした」(吉井投手コーチ)と8回102球を投げて3安打無失点で降板。投げ合った石川を抜いて防御率トップに浮上し、新人王を獲得した昨季の8勝を上回った。
6月19日から13連勝中のチームには、験担ぎがある。同25日に1軍昇格した30歳のムードメーカー、新垣が練習前に一発ギャグを披露。この日は、相手主砲のデスパイネをモチーフにした新ネタで、大谷ら投手陣を爆笑の渦に巻き込んだ。有原も「雰囲気がいい。普通にやれば(点を)取ってくれるし、変なプレッシャーはなかった」とリラックスして臨んだ。
10日の同カードは、球団タイ記録の14連勝をかけて大谷が先発する。「明日は翔平がやってくれると思います」と有原。首位・ソフトバンクとのゲーム差は5・5。鷹をじりじりと追い詰める。
(サンケイスポーツ)
有原2冠は素晴らしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿