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2016年7月10日日曜日

若者にお金を回すには? 高齢者に手厚いカラクリ、10代の戦い方

「裕福な方々の年金の一部を回せば」

 しかし、日本は教育への公的支出を見ても、国際的に低い水準です。中でも、就学前と高等教育期は特に低いといわれます。

 とはいえ、高い経済成長は見込めず、限りあるお金をどう配分するかはますます難しくなっています。

 そこで、広井さんはお金の工面の仕方について、ある数字を持ち出します。

 「例えば、国立大学86大学の収入のうち、学費は3300億円(2014年度)。一方で、年金の給付額は54兆円(13年度)。とても裕福な方々の年金の一部を回せば、学費を無料にできる計算になります」

 考え方としては筋の通った説明です。お金のやりくりについて、若年層を含めてみんなで知恵を出し合う価値はありそうです。

 「選挙で意思を示すのも大切ですが、これからは『若者にもきちんとお金を使って』と、さらに声を上げていくのも大事ではないでしょうか」
(Yahoo!みんなの政治)

 事業仕訳のように、無駄な支出を削除して、どう配分するかの議論が必要だろう。

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