単打1本に終わった履正社の安田は「勝ちたかった。届かなかった。本当に悔しい」と失意の中で言葉をつないだ。
高校通算50本塁打を誇り、早実・清宮と並ぶプロ注目のスラッガー。意地を見せたのは0―3の8回だった。2死一塁でフルカウントまで粘り、左前打。好機を広げて同点に追いついたが、反撃はここまで。一度もリードを奪えず「追い越せるかどうかは気持ちの問題。あそこで粘れるのが大阪桐蔭の強いところ」と大舞台での経験値の違いを認めた。昨秋の明治神宮大会を制し、今大会は3年ぶりの決勝進出。だが、悲願成就はまたも持ち越しとなり、岡田龍生監督は「打つ力の差」と敗因を明確に挙げた。
「“大阪と言えば桐蔭”のイメージを変えたい。新しい歴史をつくる」という安田の気概は散った。夏は大阪大会で因縁の宿敵を倒さなければ、日本一はおろか甲子園にもたどり着けない。
(スポニチアネックス)
安田も清宮も結果が出ない今大会だった。
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