13日、先のオリックス戦で右足付け根を負傷し「右内転筋筋挫傷1度」の診断を受けていた中田翔内野手(27)が登録を抹消された。「箇所が箇所なので再発したらもっと長引いてしまう。土台を作り直して、レベルアップして戻ってきたい」と語った中田は2013年8月以来、4年ぶりの故障離脱を受け入れ14日に鎌ケ谷の二軍施設へと移動する。
一方で、14日は左太もも裏肉離れですでに抹消された上にインフルエンザ感染のため都内ホテルで静養していた大谷翔平投手(22)が満を持して鎌ケ谷の勇翔寮入りする日でもある。13日のイースタンリーグ・西武戦(鎌ケ谷)に先発し5回5安打2失点だった斎藤佑樹投手(28)と合わせ、知名度で全国区の07年、10年、12年のドラフト1位トリオが図らずも“初合体”する。
ON(大谷、中田)と二軍のローテーション投手・斎藤(s)が絡むことは基本的にはない。守護神マーティン、杉谷の故障離脱と合わせ一軍の野戦病院化は深刻だが、一方で4月の二軍にこれだけのビッグネームが集結するのも異例だ。
大谷のリハビリ開始に合わせ新聞各紙だけでなく、北海道の地元テレビ局数社が鎌ケ谷行きの意向を示しているため、球団は急きょ一軍から広報担当者1人を派遣することを決定。鎌ケ谷常駐の二軍広報と合わせた“臨戦態勢”でメディア対応する布陣を整えた。
球団関係者は「基本的に大谷と中田はリハビリ選手ですから、他の二軍メンバーに迷惑がかからないように。また一軍の試合を差し置いて大谷のリハビリ状況がニュース的に大きくなってしまうのも本意ではない。露出はある程度コントロールさせてもらいたい」と語った。
とにかく、球界を代表する“ビッグ3”が集結することから今後、鎌ケ谷に多くのファンが押し寄せることが予想される。22、23日のDeNA戦で「駅弁&グルメフェア」を控える鎌ケ谷スタジアムにとっては降って湧いた「ON+s特需」にニンマリだろう。
(東スポ)
ON+s特需はおもしろいけど、早く復帰して一軍が盛り上がらないと。
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