MotoGPクラスの決勝レースは好天に恵まれ、気温22度、路面温度38度のドライコンディションで争われた。好スタートを切ったのはダニ・ペドロサ(ホンダ)。マルケス、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が続き、2番グリッドからスタートしたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は5番手と出遅れてしまう。1周目に4番手に浮上していたビニャーレスだったが、2周目の18コーナーでスリップダウン。リタイアとなり、開幕からの連勝記録は2でストップした。
レース序盤はペドロサがトップ争いをリード。マルケスは8周目にペドロサの前に出ようとするが、ペドロサもトップを守る。しかし、続く9周目の8コーナーでマルケスはトップに浮上。ペドロサもマルケスに食らいつき、トップ争いを続ける。
動きがあったのは中盤の14周目。マルケスはファステストラップを2周連続で更新すると、一気にペドロサに差をつける。その差は15周目に1秒8、16周目に2秒8と1周約1秒ずつ広がっていき、マルケスは単独トップに立つと、リードを保ったまま、独走体制を築き、そのままトップでチェッカーを受け、今シーズン初優勝(初表彰台)、アメリカGPで負け知らずの5連勝を達成した。
ペドロサは終盤まで2番手をキープしていたが、ロッシがその差を縮め、残り3周となった18周目の18コーナーでペドロサの前に出ると、ペドロサを突き放して2位に入賞した。ロッシはレース序盤の7周目の4コーナーで、インを突いてきたヨハン・ザルコ(ヤマハ)と交錯し、コースオフ。このコースオフがショートカットとみなされ、レース中の段階で、レース結果にプラスコンマ3秒を加えるペナルティを宣告されていたが、最終的にペドロサに2秒043の差をつけてゴールしたため、2位表彰台を獲得。開幕から3戦連続で表彰台に立ち、ビニャーレスがノーポイントに終わったことから、ランキングトップに浮上した。朝のウオームアップセッションでも3番手につけていたペドロサは、今シーズン初表彰台となる3位に入賞した。
4位にカル・クラッチロー(ホンダ)が入賞、クラッチローは終盤まで5番手を走っていたが、残り5周で前を行くザルコを交わして、4位でゴール、インディベンデントチームトップの結果を残した。ザルコは序盤から4番手をキープしていたものの、クラッチローに交わされ、コンマ319秒の僅差の5位でゴール。2戦連続の5位入賞で、ルーキートップを獲得。
6位にアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が続き、レース中盤以降、追い上げてポジションを上げたアンドレア・イアンノーネ(スズキ)が7位でゴール。8位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が続き、ロレンソは序盤はトップ集団の背後につけていたが、その後後続に飲み込まれ、最後はジャック・ミラー(ホンダ)を僅差で抑え込んで9位でゴールとなった。僅差の10位にミラー、11位にジョナス・フォルガー(ヤマハ)が入賞。
スコット・レディング(ドゥカティ)が12位、ティト・ラバット(ホンダ)が13位、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)が14位に入賞した。アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)は中盤の10周目に11コーナーで転倒を喫したが、再スタートして15位に入賞。ブラドリー・スミス(KTM)が16位に続き、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はトラブルに見舞われ一度ピットに入った後に、再びレースに戻り、17位でチェッカーを受けた。
サム・ロウズ(アプリリア)は12周目に13コーナーで転倒リタイア、ポル・エスパルガロ(KTM)は10周目にマシントラブルでリタイア、ロリス・バズ(ドゥカティ)は9周目に19コーナーで転倒リタイア、カレル・アブラハム(ドゥカティ)は2周目に転倒リタイアに終わった。
チャンピオンシップポイントではロッシが56ポイントでトップに。ノーポイントに終わったビニャーレスは50ポイントでランキング2位に後退。優勝したマルケスが38ポイントでランキング3位に浮上した。
[オートスポーツweb ]
やはりマルケスが強い。
ロッシのポイントトップはいいね。
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