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2017年4月3日月曜日

【日本ハム】大谷、10打席目に1号!全開12の8でトップ.667

◆日本ハム3―6西武(2日・札幌ドーム)

 日本ハム・大谷が西武戦(札幌D)の4回1死、ウルフから今季1号となる左越えソロを放った。試合には敗れたが、自身初の2戦連続猛打賞をマークし、開幕から3試合連続複数安打。打率はリーグトップの6割6分7厘。3戦で計8安打もトップと打棒が止まらない。一方、西武はメヒアが3安打2打点の活躍を見せ、辻新監督が開幕カードの勝ち越しに成功した。

 全力で走る必要はなかった。大谷は足元を確認しながら4つのベースを左足で踏んだ。1点を追う4回1死。ウルフのカーブを振り抜くと、放物線を描いて逆方向の左翼席最前列へと消えた。10打席目で、一時同点となる今季1号ソロ。「芯をこすって上がりすぎて、入るかどうか分からなかったけど、よかった」。会心の当たりではなかったが、フェンスを越えた。

 ルールも順守した。1日の試合では全力疾走したまま、一塁ベースを痛めている右足で踏んだ。再発防止のため禁じられていたが、セーフになりたい本能が勝った。この日の練習中、栗山監督から呼び止められ、注意を受けた。時間は1分にも満たなかったが、指揮官は「言ったよ。思いっ切り」と説明。ほかの首脳陣からも口酸っぱく言われた。

 8回1死。投手強襲の内野安打では加速したものの、最後は減速し、左足で一塁ベースを踏んだ。「普通に走れたし、問題なくこなせた。なるべく左(足)でいけるように、どこまで意識できるか」と続ける方針だ。

 6回先頭の右中間二塁打と合わせ、自身初の2戦連続猛打賞。まだ3試合だが、打率6割6分7厘と8安打はリーグトップ。8安打中4安打が長打で、長打率11割6分7厘も楽天・ペゲーロと並びトップ。まさに助っ人級の打撃を見せている。

 今季からフォームをやや前傾姿勢に変更。31日の開幕戦で解説に訪れた侍ジャパン・小久保前監督にその理由を「左中間に強いボールが打ちたい」と説明していた。大谷の中で無駄な動きを省き、よりボールを最後までひきつける意識が、今季1号に凝縮された。チームは敗れ、開幕3連戦を1勝2敗と負け越したが「右にも引っ張れていますし、左にしっかり大きいのも打てているので、悪くない。継続していきたい」。右足首の不安は消えず、二刀流は見られないが、打者専念の大谷にも多くの魅力が詰まっている。(岸 慎也)
(スポーツ報知)

 大谷絶好調も、足が心配だね。
 

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