◇公用文書毀棄容疑で 取り調べは部下への暴行容疑
警察の取り調べ中に供述調書を破ったとして、新潟県警十日町署は24日未明、同県十日町市下川原町、十日町税務署長、水野義孝容疑者(60)を公用文書毀棄(きき)容疑で現行犯逮捕した。酒に酔って部下の胸を押したとする暴行容疑で、同署で任意の取り調べを受けていた。
同署によると、水野容疑者は23日夜、同市内で男性部下2人と飲酒して午後9時半ごろ、職員宿舎に帰宅。宿舎前で部下を叱っていたところ、近所の住民が「酔っ払いが騒いでいる」と同署に通報した。駆け付けた署員の前で、なだめようとした部下1人の胸を押したため、署員が任意同行を求めたという。
逮捕容疑は、24日午前0時25分ごろ、同署で取り調べを受けた際、署員と押し問答となり、供述調書を破ったとしている。
関東信越国税局の江橋克夫・国税広報広聴室長は「税務署長が逮捕されたことは国民の皆様の信頼を損なうことになり、誠に遺憾なものと受け止めている。職員の綱紀の厳正な保持について更なる徹底を図る」とコメントした。【浅見茂晴、太田誠一】
(毎日新聞)
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