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2015年7月11日土曜日

新国立競技場 安藤忠雄氏「何でこんなに増えてるのか、分からへんねん」…新国立問題で初コメント

 総工費の高騰が問題となっている新国立競技場のデザイン選考について、審査委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏(73)が11日放送の日本テレビ系(読売テレビ制作)「ウェークアップ! ぷらす」(土曜・前8時)にコメントを寄せた。安藤氏がコメントするのは問題が浮上して以来、初めてとなる。

 「安藤忠雄建築研究所」の名前で、番組の司会を務めるキャスターの辛坊治郎さん(59)宛に出されたファクスでは「コンペの与条件としての予算は1300億円であり、応募者も認識しています。提出物には建築コストについても示すように求められていました。それは当然評価の一つの指標となりました」と明記。下村博文文部科学相が10日の閣議後の会見で発言した「値段(総工費)とデザインを別々にしていたとしたら、ずさんだと思う」との言葉に反発した。

 また、辛坊さんによると、安藤氏は「デザイン決定後の基本設計や実施設計には、審査委員会はかかわっていない」と話していたといい、最終的な計画概要の2520億円という金額に関しては「辛坊ちゃん、何でこんなに増えてるのか、分からへんねん!」と驚いていたという。安藤氏が7日の有識者会議を欠席した点に関して辛坊さんは「しゃべりたい気持ちは満々らしいが、周囲から止められているらしい」と聞いているとした。
(スポーツ報知)

 おもしろいニュースです。

 新国立競技場の予算1,300億円をコンペの応募者ザハが認識していたとすれば、ザハはその予算ではできないデザインを応募し、審査委員会は、騙されて、そのアーチ式のデザインを選んだということか。

 そうであれば、ザハのデザインは、当初から無効のようなもので、アーチ式に拘る必要もない。

 見直ししないで、巨額の新国立競技場を作ったら、将来に対して汚点を残すだけ。

 見直しするなら、今しかない。

 それにしても、安藤氏が分からなければ、誰がわかるのだろうか。
 誰も、分からないのに、契約が結ばれ、工事が進行するのも、不思議な話です。

 

 

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