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2015年7月16日木曜日

<韓国>対馬で盗難の仏像1体、日本に返還へ

 【ソウル米村耕一】2012年10月に長崎県対馬市で仏像2体が盗まれ韓国で発見された事件で、韓国検察は15日、うち1体の国指定重要文化財「銅造如来立像」を日本に返還することを決めた。日韓間の外交課題になっていた仏像の返還は、両国関係改善に向けた一歩になる。ただ、残る1体「観世音菩薩坐像」の返還は見通しが立っていない。

 韓国警察は13年1月に韓国人窃盗グループを摘発、2体とも確保したが、韓国の仏教界などから日本側への返還に反対する声が上がり、引き渡しに時間がかかっていた。「銅造如来立像」は朝鮮半島統一新羅時代に作られ、伝来したとされる。返還理由について、検察は「韓国内に所有権を主張する寺院や団体がないため」と説明した。

 一方、「観世音菩薩坐像」については韓国内の寺院が所有権を主張。裁判所からも移転禁止の仮処分が出ているため、「現段階では返還について決定していない」(韓国検察)という。「銅造如来立像」は16日にも日本側に引き渡される。
(毎日新聞)

 観世音菩薩坐像は、盗難に遭うまでは対馬の観音寺に安置されていた。
 安置されていた経緯は不明だが、韓国で儒教が国教となり、仏教が弾圧されて、韓国の浮石寺から同像を交易で対馬の日本人が入手した説と、倭寇が1370年頃に略奪した説があるようだ。

 仮に略奪としても、大昔の事であり、略奪を裏付ける資料がなければ、観音寺のものであり、返還すべきだろう。

  

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