韓国警察は13年1月に韓国人窃盗グループを摘発、2体とも確保したが、韓国の仏教界などから日本側への返還に反対する声が上がり、引き渡しに時間がかかっていた。「銅造如来立像」は朝鮮半島統一新羅時代に作られ、伝来したとされる。返還理由について、検察は「韓国内に所有権を主張する寺院や団体がないため」と説明した。
一方、「観世音菩薩坐像」については韓国内の寺院が所有権を主張。裁判所からも移転禁止の仮処分が出ているため、「現段階では返還について決定していない」(韓国検察)という。「銅造如来立像」は16日にも日本側に引き渡される。
(毎日新聞)
観世音菩薩坐像は、盗難に遭うまでは対馬の観音寺に安置されていた。
安置されていた経緯は不明だが、韓国で儒教が国教となり、仏教が弾圧されて、韓国の浮石寺から同像を交易で対馬の日本人が入手した説と、倭寇が1370年頃に略奪した説があるようだ。
仮に略奪としても、大昔の事であり、略奪を裏付ける資料がなければ、観音寺のものであり、返還すべきだろう。
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