7月31日のトレード期限を3週間後に控え、西武二軍でくすぶる“ポストおかわり2人”にセ・リーグ球団の熱視線が集まっている。
ターゲットになっているのは昨年21本塁打を放ちイースタンの本塁打王に輝いた2年目・山川穂高内野手(23)と左肩手術から復帰したばかりの7年目・坂田遼外野手(28)の2人。いずれも「おかわり2世」(山川)「左のおかわり」(坂田)の異名を持つスラッガーだ。
現在、3位の西武は5ゲーム差で首位・ソフトバンクを追っている。とりわけ、潮崎二軍監督が「今年は一軍が好調な上、ケガ人も出ないからほとんど入れ替えがない」というように野手のレギュラーは1番・秋山から6番・森までと8番・炭谷がほぼ固定。特に2年目・森友哉捕手(19)が「6番・DH」でブレークしてしまったことで一塁、三塁、DHをこなす山川には中村、メヒアの壁が分厚過ぎて全く昇格チャンスがないのだ。
セ・リーグ球団の編成担当者からは「一軍にあれだけの戦力がいて、まだ二軍にイースタンの本塁打王が余っているなんて西武はぜいたくなチーム」と垂ぜんの的となり、5月後半の交流戦中から球団には「山川か坂田をもらえないか?」とトレード打診の話が殺到しているという。
「さすがに2年目の山川は出せないでしょう。坂田も病み上がり。簡単に出せる選手ではない」(球団関係者)と色よい返事はしていないようだが、西武が逆転優勝するためにはソフトバンク、日本ハムに比べて明らかに弱いブルペンの補強は急務。増田―高橋朋の前を任せられるリリーフ投手がもし獲れるなら“ポストおかわり”の一方を放出する出血大サービスもあるかもしれない。
(東スポWeb)
山川が、2軍ではもったいない。
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