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2015年7月15日水曜日

グーグル、南シナ海の「スカボロー礁」中国名を削除 フィリピンの要請受け


 米グーグルが提供する「グーグルマップ」で、フィリピンと中国が領有権を争い、中国が実効支配する南シナ海の「スカボロー礁」を中国名で表示していたとして、フィリピンの市民らがインターネット上で抗議、グーグルは14日までに中国名を削除した。英BBC(電子版)などが報じた。

 削除前は、中国の中沙諸島の一部として表示されていたという。スカボロー礁を排他的経済水域(EEZ)内に持つフィリピン人らがネット上で削除を求めるキャンペーンを展開し、グーグルは国際的な呼称であるスカボロー礁に修正した。

 スカボロー礁をめぐっては中国が2012年、フィリピン艦船と長期間にらみ合った末、実効支配を固めた。

 フィリピンは13年、南シナ海の中国による大半の領有権主張が国際法に違反するとして常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)に仲裁手続きを求め、審理が行われているが中国は参加していない。(共同)
(産経ニュース)

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