大谷の今季被打率・153は規定投球回到達者でリーグトップ。5月14日の前回対戦(札幌ドーム)で秋山は4度打席に立ち、3打数無安打だった。初回先頭の第1打席は、154キロ直球に空振り三振。6回の第3打席は、2球連続カーブで追い込まれると、157キロのスピードボールに空振りし、3球三振に仕留められた。チームも5安打1点で11三振を食らって敗戦。田辺監督は「制球が良くてゾーン内で勝負してくる。対策を練らないと、ちょっと打てない」と舌を巻いた。
秋山は今季、バットを寝かせる打撃フォームに変え安打製造機へと変貌した。ここまで4打席以上対戦があった33投手で、安打できていないのは大谷と巨人・菅野だけ。大谷には通算でも15打数3安打、打率・200と相性が悪く、大きなヤマ場を迎えた。
8日のオリックス戦(西武プリンスドーム)では、無安打で迎えた9回の最終打席で左越え8号ソロ。前の打席が四球だったことで「記録は途切れても仕方ないと思った」と覚悟したが、土壇場で記録を伸ばした。27試合連続とした7日の同戦での1安打は、リーグで大谷の次に被打率が低いディクソンから。「1日1本」を目標に、厳しい状況を越えてきた。
2位日本ハムにゲーム差1で臨む3連戦。大谷にはチームも過去6度の対戦で4勝を許し、一度も土をつけていない。秋山のバットが勝利の突破口を開く。 (神田 佑)
(スポニチアネックス)
秋山が、ヒットを打てるか。
大谷が、止めるか、対戦が楽しみ。
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