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2015年12月26日土曜日

大阪大学教授らが不正経理 研究費1億円超、告訴を検討

 大阪大学と科学技術振興機構(JST)は25日、同大大学院情報科学研究科の四方(よも)哲也教授(52)と大学院工学研究科の卜部(うらべ)格・元教授(70)、元助手の計3人が少なくとも1億446万円の研究費を不正に使用していたと確認したと発表した。教授らが一部の66万円を私的に流用したという。大阪大は教授らの処分と刑事告訴を検討する。

 大阪大によると、教授らは複数の取引業者に約1億7千万円の資金を預けていた。名目は不明で一部は不正な使用が確認された研究費とみられるが、最大で不正経理は約2億7千万円に膨らむ可能性もあるという。

 大阪大によると、四方教授らは2002年から14年10月、科学技術振興機構の研究費約9300万円や大学の運営費交付金などについて、取引業者に架空の研究資機材の購入費を請求させたり、水増し請求させたりする不正な経理処理を行っていた。

 業者に研究資金を管理させる方法は「預け金」と呼ばれる。教授らはプールした資金を研究費の本来の使途として認められていない研究資機材や事務用の文房具の購入などに充てていたとみられる。66万円は四方教授が12年に設立した株式会社の経費として使用されたという。
(日本経済新聞)

 研究費を使用したように、業者にウソの請求書などを作成させ、実際には業者がプールしていて、そのお金を私的流用する古典的な手口です。

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