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2015年12月26日土曜日

深圳の土砂崩れ、「人災」と認定 中国政府の調査チーム

【広州=中村裕】中国広東省深圳市で20日起きた大規模な土砂崩れで、同市トップの馬興瑞・深圳市中国共産党委員会書記が25日、記者会見で頭を下げて謝罪した。国営通信の新華社が伝えた。

 一方、中国国務院(政府)が設置した調査チームは25日、土砂崩れは「自然災害ではなく、事故だった」との見方を示した。国営中央テレビが伝えた。今後は詳細な原因の究明と、責任の追及に焦点が当たりそうだ。

 調査結果の一部を公表したのは政府が23日に設けた国土資源相をトップとする調査チーム。これには公安省や監察省なども加わっている。調査チームは具体的な原因などには触れていない。

 所管の国土資源省は事故翌日の21日の段階で、土砂崩れが「人災」だとの見方を示していた。

 土砂崩れは残土置き場で100メートル以上の高さになるまで違法に積み上げられた土砂が何らかの理由で流れ出して起きたとみられている。警察は残土を管理していた企業の幹部の身柄を拘束した。

 この土砂崩れでは25日現在、少なくとも4人が死亡、70人以上が行方不明になっている。
(日本経済新聞)

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