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2015年12月24日木曜日

【日本ハム】栗山監督、栗山町「ファン感」でVパレード約束

 日本ハムの栗山英樹監督(54)が23日、住まいのある北海道・栗山町で「栗さんからのファン感謝デー」を行った。今回で3年連続のイベントに集まった約500人のファンから、2012年以来となる同町での単独優勝パレードを熱望された指揮官。「来年は絶対に(パレードを)するよ」と宣言した。

 来シーズンこそ約束を果たす―。栗山監督は12年、就任1年目でリーグ優勝したオフに、住まいのある北海道・栗山町で単独優勝パレードを行った。しかし、その後、チームは13年最下位、14年3位、15年2位。このイベントは毎年、室内での開催が続いているだけに、指揮官は「来年は絶対に(パレードを)するよ」と決意表明をした。

 勝負に徹する覚悟も示した。13年以降は積極的に若手を起用し、試合経験を積ませることで成長を促してきた。その成果もあり、投手では大谷が球界を代表するエースとなり、野手でも中島や近藤らがチームの中心として活躍した。今までは若手に期待して我慢の起用をしていた面もあったが、来季については「情がゼロになろうと、血も涙もないと言われても、勝つためだけにやっていく」と、勝利至上主義を貫くことを宣言した。

 そのために、長所を最大限に生かす。今季は12球団1位の134盗塁をマークした。13年・陽岱鋼、14年・西川、15年・中島と、現在は3年連続で盗塁王も生まれている。「来年は『投手力』と『スピード』が勝つための絶対条件になる。全員盗塁をできたら一番いいけど、いかにワンアウトで三塁という状況を作っていけるか」と、スキのない盗塁を徹底していくつもりだ。

 この日のイベントには約500人が集まり、遠方では岡山県から来たファンもいた。「来年は日本一になります。背水の陣で戦っていきます」。今季優勝を逃し、北海道移転後では最長となる3年連続でV逸が続いている。就任5年目の来季は、勝利のみを追い求め、オフにファンと喜びを分かち合う。(後藤 亮太)
(スポーツ報知)

 日本一になってもらいたいが、本命はソフトバンクだろう。

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