ボクシングダブル世界戦の公式計量が30日、大阪市浪速区のホテルで行われ、出場4選手が規定体重内でクリアした。史上最速の世界3階級制覇を果たしたWBA世界フライ級・井岡一翔(26)=井岡=はリミットちょうどの50・8キロ、前王者で同級2位のフアンカルロス・レベコ(32)=アルゼンチン=も同じく50・8キロで通過した。
今年4月、井岡が2-0の接戦を制して世界最速の3階級制覇を果たした試合の再戦。8カ月ぶりとなるリターンマッチでは、計量前の調印式から両陣営がヒートアップした。
使用グローブを確認する際、王者・井岡に黒色、挑戦者・レベコ青色の日本製8オンスグローブがそれぞれ2組渡された。両陣営はその中から使いたいグローブを選択するのだが、ここで挑戦者陣営が「黒を使いたい」と強硬に主張。これに王者陣営も反発、立会人からもルール(契約)で決まっていると諭されるが、主張を取り下げず調印式は大もめ。それまで滞りなく進行していた式典は30分以上中断し、両選手の会見もキャンセル。激論を交わす陣営を傍目に、定刻となり、両選手は計量へと移った。
計量では最初に秤に乗った井岡はトランクスをはいた状態で規定体重ちょうどでクリア。続いてレベコもトランクスをはいて秤に乗るが、今度は王者陣営が「オーバーだ!」と主張。結局、レベコはパンツを脱いで全裸になってようやく認められた。
クレーム発生から約40分後、当初の予定通り青色のグローブを使うことで挑戦者陣営はしぶしぶ納得。8カ月ぶりとなる因縁のリターンマッチ。両陣営の駆け引きは試合前日から激しく始まった。
【WBA世界フライ級タイトルマッチオフィシャル】
▽レフェリー=マーク・ネルソン(米国)
▽ジャッジ=スタンリー・クリストドーロー(南アフリカ)、ステファーノ・カロッツァ(イタリア)、ジョン・ポートゥレイ(米国)
▽立会人=レンソ・バグナリオル(ニカラグア)
(デイリースポーツ)
リングの上で結果を出すしかない。
井上のように、早い段階でのKOが見たい。
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