育休取得の意向を示しているのは、2015年2月に結婚した自民党の宮崎謙介衆院議員(34)と金子恵美衆院議員(37)だ。16年2月中旬に第1子が生まれる予定で、宮崎氏は約1か月、金子氏は約3か月間の「育休」を検討している。
■「議員が給与全額保証の育休を優雅に取る」
蓮舫氏は15年12月24日、「一般的にはいいのでは、との反応があるが私は2人とも国会議員の夫婦の育休は否定的立場をとる」とツイートし、両議員の育休取得に反対した。理由について、
「時間的自由度が高い国会議員は、完全育休より公務との両立が可能です。かつ、国会議員の育休は、給与も全額保証で民間より遥かに優遇されている」
と説明。その上で、
「民間と比べ、特権的環境の恩恵を行使するのでなく、普通に保育施設を利用しながら両立をすることこそが、本人の言う地に足のついた政策を立案できるのではないか。または、特権優遇ではない国会議員の育休を制度化する法案を提案するほうが現実的だ」
と、主張した。
衆議院の規則では、出産の場合、自ら期間を決めて事前に休暇届を提出できるようになっているが、育児休暇に関する規定は男女ともにない。そのため現状では本会議のたびに欠席届を出すこととなり、この場合の議員報酬は、現行制度上、全額支給される。
蓮舫氏はツイッターでさらに、「もう一度、言う」と切り出すと、
「マタハラ、制度があっても育休すらとれない現実もある。国会議員のすべき仕事は二人揃って給与全額保証の育休を優雅に取ることではなく、現実に向き合っている人たちを法改正で守ること、だ。この二人の考えを私は全く理解できない」
と、両議員の考えを厳しく批判した。
「マタハラ上司の典型的思考」
一連のツイートが発信されると、インターネット上で大きな議論を巻き起こした。蓮舫氏のもとには
「なるほど、マタハラ上司の典型的思考と全く同じですね」
「公人の前に一人の人間であることを認めてあげてもいいと思いました」
「世の中への影響力がある議員だからこそ取るべきでしょう」
「育休が『優雅』...?????? 」
といった反論が続々と寄せられ「炎上状態」となっている反面、
「私も同意見。国会の休会期間とかあるし、歳費もそれだけ十分に貰ってる」
「私も同感です。もしも育休中に解散したら選挙活動も休むのかな?」
「賛成。育児休暇を取るなら自分達の給料を下げるなりしてほしい」
と蓮舫氏に賛同する声も少なくない。
反響を受け、25日には「珍しく同意見とか、国会議員でも男性が率先して取得に賛成とか、賛否両論いろいろな声をありがとうございました」とツイート。合わせて「男性の育休取得は進めるべきです。が、給与全額支給や本会議欠席の是非など問題はあると考えます」と述べている。
一方の宮崎氏は、育休規定を作るための勉強会を立ち上げ、実現に向け活動する意向を示していて、23日更新のブログでは、自身の育休取得について
「次世代の日本のあり方と、女性が輝く社会を実現するための男性の支援を促すためにも一石を投じたい」
「私自身も育児を通して学んだことを地に足のついた政策の立案や、育児の合間に資料や書物を読むことで、時間を有効に利用し、研鑽に励むつもりです」
などと、その意義をつづっている。
1月召集の通常国会の場でも、あらためて議論になりそうだ。
(J-CASTニュース)
議員辞職か、給料返納で休むべきだろう。
選挙で選ばれた国会議員が、私的なことで休暇取得は、そもそもおかしいし、違うだろう。
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