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2015年12月23日水曜日

中国土砂崩落 業者幹部とみられる男を拘束

中国南部の広東省で起きた大量の土砂の崩落で、地元政府は行方不明者の捜索を急ぐとともに、土砂を受け入れていた業者の幹部とみられる男を拘束し、批判の矛先が政府に向かわないよう神経をとがらせているものとみられます。
中国南部、広東省深※センの工業団地で今月20日、大量の土砂が崩落して工場を含む33棟の建物が埋まり、地元政府によりますと、これまでに1人が死亡、76人の行方が分からなくなっています。
地元政府は、22日、消防や警察などが行方不明者の捜索活動を行っている現場をメディアに公開しました。現場では、土砂に押しつぶされたとみられる建物などのがれきを大型の建設用機械を使って撤去する作業が続けられていました。作業は、24時間態勢で行われているということで、現場の責任者は「全力を尽くして救助にあたっている」と強調しました。
一方、中国のメディアは、地元の公安当局が崩落した現場で大量の土砂を受け入れていた業者の幹部とみられる男1人を拘束したと伝えました。
土砂が崩落した原因について、付近の住民は以前から危険性が指摘されていたのに安全よりも利益を優先し、適切な対応が取られなかったためだと批判していて、地元政府としては、批判の矛先が政府に向かわないよう神経をとがらせているものとみられます。
※センは土ヘンに川。

住民 業者は利益を優先 


現場の近くに住み、今回の崩落で自宅が土砂に埋まった40代の男性は「建設現場などから出て、捨てる場所がない土砂でもトラック1台当たり日本円で5000円余りで受け入れていた」と話し、業者が安全より利益を優先していたなどと批判しました。また、現場近くに住む40代の女性は「崩落は自然災害ではなく、人為的な災害だ。土砂を管理していた業者が責任を負うべきで、100メートル以上の高さまで土砂を積み上げるべきではなかった」として、今後、業者の責任を追及する必要があると訴えていました。
(NHKニュース)   
 何が起きても不思議でない国だ。 
 政府を非難すると即拘束だろう。

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