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2015年12月20日日曜日

禁言?珍言?中田先生、金言教室にチビっ子球児大爆笑「ついとんやろ?」

 どっと笑いが起きた。日本ハム・中田が大阪府寝屋川市まで足を運んで開いた野球教室。子供たちの円陣の中心で身ぶり手ぶりを交えて打撃の心得を説いた。時に厳しく、時に優しく、笑いも決して忘れない。これが中田流の指導法だ。

 「軸を意識して振ることが大事やな。ケツの穴締める感じでガーッと打ちにいくんや。キ○タマ、バーンと締めるイメージ。みんな、ついとんやろ?」

 50人以上のティー打撃を真後ろから見守り、一人一人丁寧にアドバイスした。「“強く振れ”と言われているけど、曖昧な部分がある。“内転筋を締めて打て”というより、笑いも起こるし、分かりやすいと思った」。上体が突っ込まず軸回転で打つことができれば、最大限にボールに力を伝えることができる。今季は30本塁打、102打点でいずれも自己最多。11月のプレミア12では打点王に輝いた中田は考えた。子供たちの目線に立ち、自分の言葉で伝えようと必死だった。

 内野ノックでも、グラブを股の後ろから通してゴロを捕るように指示するなど、工夫を凝らした。「グラブさばきが一番、大事だからね。札幌の(秋季)練習で白井さん(内野守備走塁コーチ兼作戦担当)に練習させてもらって勉強になった」。良いと思ったものはすぐ取り入れる。その素直さも成長への秘けつかもしれない。

 今オフもイベント出席などで多忙を極めるが、年内にはハワイ自主トレに出発する予定。「素直な子が多かったので楽しくできた。しんどい練習も大事だけど、楽しく考えながらやるのは自分のためになる」。日本を代表するスラッガーの金言に、子供たちの目も輝きっ放しだった。(柳原 直之)
(スポニチアネックス)

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