前夜は打ちまくって勝ったと思えば、この日は先発投手がピシャリと抑え、好循環を感じさせる日本ハム。押しも押されもせぬ先発の柱となった2年目・有原の好投で、連勝を13まで伸ばした。
ロッテ・石川との投げ合いに、「最初から飛ばした」と有原。確かに球は力強かったが、力みを感じさせない。持ち前のゴロを打たせる投球で先頭から4者連続で内野ゴロ。六回まで単打1本と、ロッテ打線に付け入るすきを与えなかった。
七回は先頭の高浜に四球を与えたが、1死後にデスパイネをカットボールで注文通りの遊ゴロ併殺打。2本の単打で2死一、二塁とされた八回は、「真っすぐが良かったので力で勝負した」と、代打・清田を150キロの直球で右飛に仕留めた。結果的に三塁を踏ませず、1年目の8勝を上回る9勝目。防御率もトップに躍り出た。
この13連勝の間、先発投手が5回を投げ切れなかったのは斎藤の1試合だけ。先発投手に11の白星が付いているのは、先発が試合を作り、打線も前半でリードする歯車のかみ合った状態を示している。
2007年の球団記録、14連勝まであと一つ。「明日は(大谷)翔平がやってくれると思う」と有原。投手として7連勝中、30イニング連続無失点中の大谷が、マウンドに上がる。【江連能弘】
(毎日新聞)
先発が抑えると勝てる。
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