切れのある直球を軸に、七回まで二塁も踏ませない。八回2死一、二塁の初めてのピンチでは、代打清田に力勝負。150キロで右飛に仕留め、ほっとした表情でマウンドを降りた。
完投能力はあるものの、100球を超えて八回で交代。吉井投手コーチは「本人がへばったとかぬかしやがった」と苦笑いしたが、好投手との投げ合いで心身の負担はいつも以上だった。
これで防御率を1.73とし、石川を抜き1位に立った。カットボールで幅を広げた今季は球が低めに集まり、打たせて取る投球に磨きがかかった。
球宴前ですでに昨季を上回る9勝目を挙げ、「素直にうれしい。後半戦はもっと勝ち星を伸ばせるようにしたい」と笑顔を見せた。新人王に輝いた昨季の防御率は4点台。チームの勝ち頭となった23歳は、数字で確かな成長を示している。
(時事通信)
安定感があって、有原いいね。
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