「遠い昔、はるかかなたの銀河系」を舞台にした「スター・ウォーズ」の物語は、特殊な力「フォース」を操るジェダイの騎士と、宇宙の支配をもくろむ悪の組織との戦いを描く。
現在、第7作まで公開されている同シリーズは、時系列では第1作が『エピソード4/新たなる希望』となり、『エピソード5/帝国の逆襲』『エピソード6/ジュダイの帰還』、『エピソード1/ファントム・メナス』、『エピソード2/クローンの攻撃』『エピソード3/シスの復讐』の順で公開された。昨年12月には、エピソード4~6の30年後を舞台にした『エピソード7/フォースの覚醒』が公開され、それに続く『エピソード8』(2017年12月15日、全米公開予定)が製作中。
今冬、公開予定の『ローグワン』は、エピソード3(ダース・ベイダー誕生)とエピソード4(ルーク・スカイウォーカー登場)の間の物語。公開された場面写真のストームトルーパーもオリジナルに近いデザインになっている。しかも、南の島を連想させる美しい海の中を歩く姿は、長年のファンには驚きの光景だ。
全身が黒くダース・ベイダーのような禍々しい邪悪さを匂わせるデス・トルーパーたちは、ダース・ベイダーの部下でありながらダース・ベイダーを常に出し抜こうとする野心的な悪人オーソン・クレニック(演:ベン・メンデルソーン)が率いる兵士で、その黒いボディからダース・ベイダーをほうふつとさせる。本作での黒いデス・トルーパーと白いストームトルーパーの関係も気になるところだ。
シリーズの原点である『エピソード4』でレイア姫がR2-D2 に託した“設計図”をなぜ彼女が持っていたのか?という長年の謎がひも解かれると同時に、同シリーズの入門編にもなりうる本作。ギャレス・エドワーズ監督は撮影中にダース・ベイダーと対面した際「情報セキュリティの関係上、本当はいけないことなんだけど自分を抑えられなくて…携帯電話のカメラで写真を撮りまくってしまった」と告白している。
主演は、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ最新作『インフェルノ』でもヒロインを演じる女優フェリシティ・ジョーンズ。
彼女が演じる主人公ジン・アーソを中心に描かれており、ジンは15歳の時からたった1人で生きてきた(書類の偽造・盗品所持・暴行や傷害を起こし、無謀で攻撃的で自制心に欠ける)という一匹狼で“やんちゃなヒロイン”。ルーカスフィルムの社長で本作ではプロデューサーを務めるキャスリーン・ケネディ氏は「ジンは波瀾万丈の過去を抱えているの。反乱軍に身柄を拘束された彼女は、そのスキルを彼らの戦いに役立てることで、罪を帳消しにするチャンスを与えられる。この物語におけるジャンヌ・ダルク的存在ね」と説明している。
(オリコン)
ダース・ベイダーよりも、ヨーダが見たい。
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