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大谷翔平選手が所属するエンゼルスは23日(日本時間)、アート・モレノ・オーナーが球団売却を検討しているとの声明文を発表した。その決断に至った事情は。 ◇ 今年4月の開幕戦。セレモニーでアート・モレノ・オーナーの名前がコールされると、ファンからブーイングが起こった。度重なる大型契約の失敗などで弱体化を招いた球団トップは、ファンの批判にさらされていた。 メジャーで最も編成に「口を出す」オーナーかもしれない。関係者からよく聞く言葉は「あそこはオーナー次第だから」。その存在が大きな影響を与えてきたが、その「鶴の一声」はここ10年、大失敗のらく印を押されるようになった。 5年契約で迎えたハミルトンは不振で3年を待たずに古巣レンジャーズに戻し、10年契約したプホルスは契約満了前に見切った。今は年俸約50億円で26年まで7年契約を結んだレンドンが故障続きで「不良債権化」している。 気に入ったトップランナーを市場で追いかけては失敗。「勝つ」ことを優先した結果、育成部門は枯渇し、30球団で最低とも言われている。チームは7年連続でプレーオフを逃し、今季も5月下旬から成績は急落。球場周辺の再開発も前アナハイム市長の汚職疑惑で暗礁に乗り上げ、モレノ・オーナーは「今がその時」と決断を下したようだ。 ただ、売却の検討を示しただけで、話がまとまったわけではない。地元紙「オレンジ・カウンティー」は今年中にまとまる可能性もあるとしながら、「1、2年かかる」ケースもあると指摘。最も注目される大谷の去就は、この売却時期にも影響される。 売却する過程で、モレノ・オーナーが大谷をトレードで出すのか、球団価値として留めておくのか。新オーナーが決まれば、そのオーナーの意向が全てだろう。大谷の再契約のために制限なしの大金を用意し、大谷中心のチーム作りにまい進する可能性もある。ただ、そこには大谷の意向も関わり、球団の状況や方針が不透明であれば、違う道を選択するかもしれない。 今季は5月下旬から球団ワーストの14連敗。マドン監督解任、そして、今夏は大谷のトレード話が周囲を騒がせ、ここにきて球団売却の検討という声明が出た。エンゼルスが大きな岐路に立った。(写真はAP)
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日本でもあるけど素人のオーナーが、野球に口出ししてはいけない。
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