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2015年7月2日木曜日

<東海道新幹線>非常ブザー説明文、火災時は押さないで

 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」で男が焼身自殺し、巻き添えになった女性が死亡した事件で、この事件では新幹線の火災時の対応が改めて課題になっているが、東海道新幹線の車内非常ブザーの説明文に、火災の場合は押さないで乗務員に連絡するよう求める記載があり、利用客から「非常用なのになぜ」という指摘が出ている。

 ブザーは1両に2カ所ある。その説明文には「ボタンを押すと電車は止まります」という記載とともに、「車両火災の場合は、このボタンは使用しないで乗務員にご連絡ください」と書かれている。

 JR東海によると、ブザーが押されると運転士は非常ブレーキをかけるが、火災では避難誘導にリスクがあるため、トンネルや橋での停止を避ける規定がある。ブザーだけでは火災かどうか分からないため、運転士は乗務員を通して情報を得る必要があるという。

 今回、運転士はブザーが鳴らされた約2分後にトンネルを避け停止させた。火元は運転席から扉を挟んだすぐ後方で爆発音らしき音もあり、すぐに火災に気付いたとみられる。

 最新型車両には各デッキに乗務員と直接話ができる非常用連絡装置もあるが、今回の車両にはなかった。JR東海は「今回の事件を受けて、今後の対策について社内で検討を進めています」としている。【本多健】
(毎日新聞)

 焼身自殺でいろいろな問題点が明らかになる。
 非常ブザーではなく、運転手や乗務員との連絡装置が必要なんだろう。

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