自身のファーストミットをかたどって作られた金のトロフィーを、何度ものぞき込んだ。プロ8年目で初受賞。中田は照れ笑いを浮かべ、喜びの声を上げた。
「ゴールデン・グラブ賞を頂けるような技術は全くないので不思議な気分。うれしいね」
今季は一塁手として139試合に出場。リーグトップの守備率・996と安定感あるミットさばきが光った。打撃でも30本塁打、102打点はいずれも自己最多を更新。バラ色のオフへ期待は自然と高まっている。あす4日に控える契約更改交渉について話を振られると、きっぱり言った。
「今年は真剣に考えたい。納得できなかったら、それなりの話をさせていただきたい」。
ボーダーラインは今季の年俸2億円から1億円アップの3億円だ。優勝こそ逃したが、全試合出場でチームを引っ張った自負がある。査定対象にはならないが、11月の「プレミア12」でも一塁手としてベストナインと打点王を獲得した。前日には、同じくプレミア組の中島が倍増の8000万円、増井が1億円増の2億2000万円(プラス出来高)で更改したとあって「増井さん、1億上がったらしいね」と興味津々。「周り(の年俸)がバンバン上がっているから、期待せざるを得ないね」としながらも「独り身だったらどうでもいいけど、家族がいるんでね」と、納得できない場合は初の保留も示唆した。
4日は同じく大幅増が見込まれる大谷が大トリで交渉することになっており、中田はその前にテーブルに着く。「今回は下交渉がないからどうなるか…」。不動の4番として、チーム最高年俸となる3億円は譲れない。(柳原 直之)
(スポニチアネックス)
大事なところで打ててない気がするが、どう評価されるのか。
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