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2016年7月14日木曜日

意地見せた中田=4番、ここぞの一打-プロ野球・日本ハム

 ここぞの場面で、日本ハムの中田が4番の意地を見せた。2点を追う八回2死から西川が四球を選び、田中賢は左前打。陽岱鋼も歩いて塁を埋める。オリックスは抑えの平野がマウンドへ。打席の中田は好球必打を心掛けた。「みんなが必死につないでくれたチャンス。2死だし、甘い球は積極的に振っていく」
 初球のフォークをフルスイングしてファウル。軸はぶれない。3球目。151キロを芯で捉えると、糸を引くような打球は右中間を割る走者一掃の二塁打に。「僕が打てない時、チームメートに助けられた。何とか自分がカバーしたかった」と胸をなで下ろした。

 約1カ月ぶりに本塁打を放った前夜、皮肉にも大型連勝が15で止まった。四回は左翼への大飛球が失速するなど、本人も「打撃に関してはまだまだ」と言う中、値千金の一打が光った。

 栗山監督は「感動した」を連発し、「苦しい時に翔のバット1本で」とも。復調気配を見せた中田は「気合を入れ直し、後半戦に頑張る」と誓った。
(時事通信)

 たまたま打てただけで、復調の兆しは見えない。

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