筑邦銀行東合川支店 久留米の銀行で男が発砲 何も奪わず逃走

　２４日午後３時頃、福岡県久留米市東合川５の筑邦銀行東合川支店に男が押し入り、「金を出せ」と行員を脅し、拳銃のようなもので発砲した。行員が要求に応じなかったところ、男は現場からバイクで逃走した。当時、支店内には行員や客ら計２０人がいたが、けが人はいなかった。県警は強盗未遂事件として、男の行方を追っている。

　県警久留米署などによると、男は窓口が閉まる午後３時の直前に１人で現れ、カウンターの女性行員に「金を早く出せ」と要求。天井に向けて拳銃のようなもので数発発砲した。行員が金を渡さなかったところ、何も奪わないまま、正面玄関付近に止めていたバイクで南に逃げたという。

　同行によると、男は天井に３発を発射し、天井に穴が開いているのが確認された。同署は「（真正の）拳銃と断定できていない」としているが、所持したまま逃走したとみている。男は１メートル７５～１メートル８０で紺色のジャンパーと黒いズボン姿、頭をすっぽりと覆う白いフルフェースのヘルメットを着用していた。

（読売新聞）

　お金を渡さなかった女子行員がすごい。