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2015年12月5日土曜日

盗聴録音を大音量で流す 70歳文科省元職員逮捕

 近隣住民の電話を盗聴したものを録音し、自宅ベランダから大音量で流したとして、警視庁は3日までに、東京都迷惑防止条例違反の疑いで、東京都府中市の文部科学省の元職員岸継明容疑者(70)を逮捕した。近隣住民らによると、2010年ごろに「監視をしないでくれ」とクレームをつけるようになり、12年ごろから音声を流し始めた。警視庁によると、音量は電車が通る際のガード下に匹敵するものだったという。

 昼夜問わず、岸容疑者の自宅ベランダから大音量が流れてきたという。被害者の女性によると、岸容疑者は2012年ごろから近隣の女性2人の電話での会話を盗聴。録音した音声をベランダに置かれたラジカセから流すようになったという。警視庁によると、直近の音量は電車が通る際のガード下に匹敵する約92デシベルを計測していたという。

 女性によると、きっかけは10年ごろに、女性宅に来て、「監視カメラがついている。監視をしないでくれ」とクレームをつけたことだったという。女性は監視カメラを設置しておらず、これを否定。それでも「どうして監視するのか教えてくれ」と納得はしていない様子だったという。

 その後、2度ほど「監視されている」と、岸容疑者が近隣住宅に手紙を投函(とうかん)し、12年12月ごろから、大音量が流れるようになった。さらに、岸容疑者の自宅前には「脅迫されているので府中警察署も容認のもと、(音声を)流しています」などと張り紙も出されたという。

 逮捕容疑は今年10月、近隣に住む40代女性2人の電話の会話内容を無線受信機で盗聴し、録音した音声データを自宅2階ベランダから13回にわたって大音量で再生した疑い。

 岸容疑者は、複数の国立大で事務局長を務めていた。騒音問題とは別に、この女性2人を中傷する内容の看板を岸容疑者宅前に設置したとして、名誉毀損(きそん)容疑でも11月に逮捕されていた。警視庁は、経緯などを調べている。

 別の近隣住民は、「亡くなられた奥さんと2人暮らしで、近所でも評判の仲良し夫婦でした。奥さんが病で倒れて介護をするようになってから、ふさぎ込んだようになり、そのころから(クレームが)始まった」と振り返った。
(日刊スポーツ)

 心の病か、痴呆症なんだろう。

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