三笠宮さまは、大正天皇の四男で、昭和天皇の弟。9人の孫、4人のひ孫がいる。3人の息子がいたが、長男・寛仁さま、次男・桂宮さま、三男・高円宮さまはすでに亡くなっている。
三笠宮さまは宮内庁を通じて「100歳を迎えるからといって、これまでと何ら変わることはありません。世界中の人々の幸せを願い、また、70年以上にもわたり私を支えてくれている妻百合子に感謝しつつ、楽しく穏やかな日々を過ごしていきたいと思います」と心境を明かした。
宮内庁などによると、三笠宮さまは体調が良好で、2012年に手術した心臓も問題ないという。百合子さま(92)と重さ1キロのダンベルを使った運動などを30分程度するのが日課で、週に1回程度は赤坂御用地の外に出かける。よく新聞を読んでいるという。
名誉総裁を務める中近東文化センター(東京都三鷹市)で10月27日に百寿のお祝い会があり、百合子さま、孫で同センター総裁の彬子さまらが出席。三笠宮さまはケーキのろうそくの火を吹き消し、「ありがとう」を繰り返したという。
三笠宮さまは戦時中、旧日本軍の大本営参謀などを務め、軍紀の乱れや残虐行為をただす発言をしたことで知られる。中東などを対象としたオリエント学者でもあり、東京女子大、青山学院大の講師などとして教壇に立った。(島康彦、伊藤和也)
(朝日新聞デジタル)
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