ページビューの合計

2016年3月4日金曜日

巨大台風で2400人死亡 東海3県浸水、損害20兆円

 伊勢湾に最大瞬間風速60メートルクラスの巨大台風が襲来した場合、最悪で2400人が死亡するとの被害予測を中部地方整備局や愛知県、名古屋市などが設置した専門協議会が3日、まとめた。浸水地域は愛知、岐阜、三重3県の490平方キロに達し、経済被害は20兆円に達する。

 伊勢湾に面する名古屋市沿岸部や「国内最大の海抜ゼロメートル地帯」と呼ばれる濃尾平野の高潮・洪水対策のさらなる拡充が求められる結果となった。

 ただ、台風到来時に住民が全く避難していない最悪のケースを想定しており、議論のまとめ役を務めた辻本哲郎名古屋大名誉教授(河川工学)は「既に策定している事前避難計画の精度を高めていけば、被害をかなり減らすことができるはずだ」と指摘している。

 過去最大の室戸台風(1934年、最大瞬間風速60メートル)クラスを想定。5098人の死者・行方不明者を出した伊勢湾台風(59年、同55メートル)の進路を参考に、東海地方で最も被害が大きくなるケースで被害を予測した。
(産経ニュース)

0 件のコメント:

コメントを投稿